Le Chateau フランス
ル・シャトー
昔々、未だ私の年齢が一桁だったころ不二家で売っていた「レーズンチョコ」が大好きでした。箱入りで200円ぐらいだったような… ということで、きっと私にとってレーズンチョコはDNAに組み込まれているようなもの。そんなレーズンチョコを目の前にして手を出さないわけにはいきません。

名古屋三越のSalon Du Chocolaでふっと立ち寄ったお店です。こちらのお店ではレーズン・イチジク・オレンジの試食をいただくことが出来、レーズンチョコの「チョコ」が美味しく、その他にもいろいろと購入してしまいました。帰宅後、ネットで検索したところ1月~3月までは通販でも購入できるようです。それぞれの内容紹介も画像もネットにたくさん紹介されているので、食した味の感想のみ書かせていただきます。
商品名: ミックスボックス(全種類入り) 2970円(税込)
賞味期限: 2020年4月30日
レーズン: 「貴腐ワイン漬け…」とありますが、Da RosaやVerdierのようにシャリっとした歯触りもなければ、噛んだ瞬間のポワッとした強い香りもありません。グニャっとした噛み応え、ゆっくりと口の中に広がる香り。一番の特徴はカカオもしっかり香ることでしょうか。レーズンとダークチョコレートの香りが両方ともしっかりと感じられ、美味しいです。50g = 972円のものがあり、2箱購入しました。
イチジク: 果肉がしっかりと感じられます。フランソワ・デュッセのフルーツチョコはパテ・ドュ・フリュイですが、こちらは果肉なのでイチジクのプチプチ感も感じられます。癖もなく食べやすいです。周りのチョココーティングはホワイトチョコレートなので甘さはやや強め。レーズン同様グニャっとした噛み応えです。
パイナップル: シャンパン漬けのパイナップルにホワイトチョコレートをコーティングしたものです。何も知らずに食べると、なぜかイチゴチョコのように感じます。初めて食べるのに懐かしいような、そんな味のチョコです。
オレンジ: 一噛みでポワッとオレンジの香りが口の中に広がります。先述の3種のフルーツとは異なり、グニャっとした噛み応えではなく、いわゆるオランジェットの感覚に近いです。ただ、オレンジピールはちょっと甘さが強いかな。
コーヒー:ダークのコーヒーチョコはカカオ・コーヒー両方の香りが強く、なかなか美味しいです。
その他にヘーゼルナッツやライズパフのものなど入っていますが、印象的なものはレーズン。原材料を確認すると、レーズン、カカオマス、砂糖… レーズンチョコで砂糖よりも前にカカオマスが来るものなんてそうそうない!なるほどカカオの香りがしっかりすると感じるわけです。
フルーツ系のチョコレートとなるとフランソワ・デュッセと比較してしまいますが、こちらのほうが種類ごとの味がハッキリとしています。そして小ぶりなので半分に切ることなく一つずつポンポンと食べやすいです。但し、果肉そのままなので歯に果肉が挟まることもあります。また、香りそのものはフランソワ・デュッセのほうが強いです。と、もう一点。この商品、フランス製であることに間違いはないのでしょうが、フランス語で検索しても英語で検索してもHPが見つかりません。英語でアクセスの制限されたサイトがヒットしますが、フランス語はありません。ショコラティエの名前もなく『ヴォージュ地方』と書いてあるのみ。それも「ヴォージュ地方で誕生した」とは書いていません。「豊かな自然と多くの城で知られる街で誕生した」となっています。50g = 900円(税抜)のレーズンチョコはかなり高額な部類。「バレンタイン商戦で儲けるために作った会社」という考えが頭をよぎり… まぁ、商売なんてそんなものなのでしょうが、何だか何だか、ね。と言いながら自分用にレーズン追加注文。Yahooショッピングで購入できるし、5%還元だし、今だけ3%ポイントアップだし。人様にあげるものは出目のしっかりしているフランソワ・デュッセの方にしようかな、と思っています。