5. 森永ダース(ダーク)も食べてみた
2021年2月16日
今年のバレンタインは通販の売れ行きが好調だったようで、高島屋は例年の3倍売り上げとか。でも高島屋は配送システムミス - 同じ住所宛の商品は配送料1点分、というのは良しとして、5点買おうが10点買おうがそれぞれ一つを1つの段ボールに入れ… つまり10点購入すると配送料は1点ですが、段ボール10個(もちろんそれぞれの伝票番号有り)がクロネコヤマトから届きました。抱えきれない段ボールの山はとっても迷惑。それよりも、売上げが多い分、この配送料で高島屋は多大な損失を出してしまったのでは、心配しています。主人に言わせれば「一人で何個も買う人なんてそんなにいないよ」とのことですが…

ネットでは「1粒400円のチョコレートは高いか?」というコラムがにぎわっていました。コメントを見ていると「森永のダースの方が美味しい」と言っている方がチラホラ。自分の中ではいわゆる100円チョコとショコラティエのチョコレートは別物(井村屋の羊羹と虎屋の羊羹の違いみたいなもの)と思っていましたが、森永のチョコレート最近食べていないうちに改良された?と興味を持ちました。早速スーパーへGO。
正式名称: 森永チョコレート ダース ビター
カカオ分44%(これでダーク?)。12粒(42g)入り。一粒3.5g?えっ? 軽ーーーーーーい! 量り売りのチョコレートで100g注文して10個入っていたことなんてないよ?
→ 他社のチョコレート量ってきました。フランク・ケストナーのボンボンショコラ(ちょっと小さめサイズ)6‐7g、ジル・クレスノ 8g、ミシェル・クルイゼルのマンディアン(ダーク) 11g。
基本情報を得たところで封を開けて香りを鑑賞。鋏を入れた瞬間に強い香りがします。うん、チョコレート。でもね、でもね、何というか「カカオの香り」ではなくて「チョコフレークの香り」なのよ。香ばしい、というより甘い香りというか、チョコフレーク臭。

そして試食。思ったよりも口どけはいいです。口の中でスーッと溶ける感じ。油の塊が残るような感じではなく、キメも細やか。カカオの香りも広がって… 甘い。後味は「甘い」。
比較対象のチョコレートはどれにしようかと悩みましたが、ミシェル・クルイゼルのチョコの塊。ガナッシュではないし、ダーク(66%)もミルク(38%)もあるから中間の44%との比較もできる!

先ずはダーク(サーディン)から。香りはダースのような強い香りはありません。クンクン、と鼻を寄せるとカカオの香り。ああ、これは確かにカカオの香り。口に入れるとダースよりやや硬め?口どけの良さ・キメの細やかさは似てる… カカオの香りが広がって甘いのも分かるけれど甘くない、柔らかな甘み、そしてカカオの香りが残る。
やはりカカオ成分が多いためなのか、カカオの強さは比較になりませんでした。ということで、ミルク(38% : マンディアン)。ところが、ミシェルのミルクはキャラメルっぽい甘さで比較にならないことが分かりました。フランス・スイスのチョコレートで「ダーク」でカカオ分50%以下のものって見たことない…よね。比較難しい! でも言えることは「森永ダースはコストパフォーマンスは良いけれど、香りが人工的」