8. 高島屋 お取り寄せ
「せっかくだから今しか購入できないチョコレートを買ってみよう」とほぼ完売ばかりの三越伊勢丹はあきらめて、改めて高島屋のサイトをチェック。割高ではあるものの試食にはいいチャンス♪ というのも今年の5月連休(メルボルン: シンガポール航空)・7月(パース: ANA)旅行のフライトキャンセルの連絡が相次ぎ気分が沈んでいたので… 今年いっぱい海外に行くことはなさそうです。行ってもピリピリして楽しめないようなら家にいたほうがいいですよねー。家で美味しいチョコレート♪
Du Rhone (デュ・ローヌ) プラリネ(9個入り) スイス: 3,240円

初めてジュネーヴで購入した時には「これは美味しい。この価格を出すだけの価値がある」と感動したチョコレートですが(店員さんの愛想は良くないけど)、ここ数年は顕著に味が落ちたと感じていました。小さな家族経営のチョコレート屋さんだったはずが、世界中配送OKの通販を始めたり、上海に支店を出したり、どこかの企業に買収されたか経営アドバイスを受けたか、だいぶ変わってしまったと思っています。ジュネーヴの友人曰く(彼女は高飛車なDu Rhoneはあまり好きではないとのこと)、最近はチョコレート屋さんが成功し、後継ぎがいない場合などは店舗(店名)+「レシピ」を高額売買するらしいです。Du Rhoneもそうなのかなぁ、と思っていましたが、久しぶりに覗いたサイトには「店舗はジュネーブ2店舗」のみになっていました。また以前の味を大切にするチョコレート屋さんに戻ったかなぁ、と期待してポチッ。
箱かなり底上げ!まぁ、ここのチョコレートが薄いのは分かっていたけれど、こんなに薄かったっけ?9種のチョコレートが入っていますが、能書きはありません。シルバーのキラキラが付いているのは受賞作Colineであることは分かりますが、そのほかは分からないのでサイトを改めてチェック。
Coline: こんなに「木」の香りがしたっけ?癖のない香りのよいダークチョコのイメージだったのですが、カカオの殻のような香りが強いです。甘いと感じさせない甘さはいいですね。口どけも。
うーん、私の好みが変わったのか、美味しいチョコレート屋さんが増えたからなのか、以前のような感動は得られませんでした。

Le Coffret (ル・コフレ) ショコラマロングラッセ(6個入り) 日本: 2,160円
高島屋のサイトは説明が本当に少ない。でもマロングラッセ丸々1個入ってチョコレート掛けっておいしそう、とポチッ。埼玉にある人気のお菓子屋さんのようです。
デメルよりも小ぶりのマロンです。栗の詳細は書かれていませんでしたが、日本の栗だと思います。栗の香りがわずかに残る、ブランデーなどは使用していないのかマロングラッセによくあるお酒の香りはしません。うん、悪くないけれど、マロングラッセはかなり甘いものなので周りのチョコレートはもっとカカオの香りの強いダークのほうが調和が取れる気がします。柔らかな香りのチョコレートなのでマロングラッセの甘さに負けてしまっているように感じました。HPを拝見するとヴェローナ社のチョコレートを使用しているようですが(ということはデメルと一緒?)、もっとカカオの強いもののほうが好み。とはいえ、誰にとってもきっととても食べやすい美味しいショコラマロンです。

Vincent Guerlais (ヴァンサン ゲルレ) モンプティショコラ エクアドル フランス: 3,240円
今回の購入品の中で最も期待のお品。箱を開けて「ああ、真っ黒!」(写真では明るい色目ですが黒いのよ)。箱も黒いですが、中身のチョコレートもカカオが強そうな芳醇な香りと色。期待膨らむ… けれど、賞味期限がまだまだなのでお預け。感想は後程。
期待ほどに美味しかったです。左奥、これはボンボンショコラですが、大きい!5㎝角ぐらいありそう(まだ食していないので後ほど測ります:5㎝でした)。右奥は表面がゴツゴツしたタブレットが2枚重なっています。ゴツゴツ部分はアーモンドかヘーゼルナッツかカカオニブか、と思っていましたが何もない⁈ スーッと溶けるチョコレートだけ?だと思います。! VGと型押しされているのもタブレット2枚重ねです。
口どけのよいビターチョコ。甘みも柔らかで「甘い」と感じさせないところも私の好みにピッタリ 。このショコラティエ、フランスのナント出身とのこと。ナントは一度行ってみたい都市です。巨大な機械仕掛けの象(グラン・エレファン:Grand éléphant)に乗ってみたい(いい歳なのに…)。そして、風景画のメッカである「ロレーヌ地方・ブルターニュ」をこの目で見てみたいんです。美味しいチョコレートを片手に風景画の街を歩くなんて、ああ、早くCOVID落ち着け!
Laurent Le Daniel (ローラン・ル・ダニエル)
フロランタン フランボワース フランス: 3,456円
フロランタンはケーキ屋さんで見かけると一つ二つ買ってしまいますが、10個入りのものを買うのは初めてです。
フロランタンっててっきり「キャラメル和えのアーモンドがパリッとして時に歯に引っ付くようなものがクッキー生地にのっているもの」と思っていましたが、こちらは例えるなら「乾燥したスポンジ生地に生のアーモンド(つまり柔らかい)をフランボワーズのソースで絡めたものをのせたもの」という感じです。生地はバターの香りが強いです。美味しいか美味しくないかでいえば美味しいのですが、思っていたフロランタンとは違うものでした。
Laurent Le Daniel (ローラン・ル・ダニエル)
マディッグ&クララン 16粒 フランス: 3,672円
Pariswaveの福袋に入っていたキャラメルが美味しかったのでチョコレートも食べてみたくなりポチッ。キャラメルチョコとダーク&ミルクプラリネチョコのセットです。
マディック(8個): やわらかいキャラメルをキャラメル風味のチョコで包んだチョコレート。これはチョコレート菓子の部類ですね。センターがもうちょっと硬いキャラメルだったらよかったなぁ。
クララン(ダーク&ミルク): うん、まぁ美味しいプラリネチョコです。個別包装になっているので保存にも便利。ゆっくり食べてまた感想書きます。
思うに、ローランダニエルはバターが好きなのね。いい原材料を使っているとは思いますが「チョコ」ではないのかも。
DEMEL (デメル) チョコマロン (3個入り) オーストリア: 1,620円
ル・コフレのショコラマロングラッセを先に食しています。それと比較するとこちらは洋酒の香るいわゆるマロングラッセです。コーティングのチョコレートもカカオが濃いダーク。久しぶりにデメルのチョコレートを食べましたが美味しいですね。オーストリアはいつかは行ってみたい国。音楽の都ウィーンにスワロフスキー、チョコレートも加われば言うことなし。*本場のザッハトルテはあのチョコ色砂糖が甘すぎ!