10. 和チョコ「たまゆら」
2021年2月28日
佐藤屋「乃し梅」といえば誰もが見たことがあるであろう、あの竹皮に包まれた厚さ3㎜程度、4㎝ x 12-3㎝の梅の寒天。酸味と甘みが何ともい美味しく「なんでもっと分厚くしてくれないのよ」と幾度思ったことか。その佐藤屋さんが昨年「たまゆら」なるものをバレンタイン時期に発売していることを発見。興味を持っていましたが購入までは至りませんでした。が、先日ふと出かけた三越で販売されているものを発見し一箱購入。「和のチョコ」ってどんなもの?

品名:たまゆら(6個入り) 価格:1,080円 賞味期限:3月6日(多分1週間ぐらい)
箱の中に能書きがあり、「白あんと寒天で作る… バターを使用しないことにより、さっぱりと…」と書いてあるのですが、色はこげ茶色。まぁ、羊羹の色というよりチョコレートの色です。
能書きを読んで、私の中では「チョコレートっぽく小箱に入れた羊羹」、と推測。羊羹も大好き♪
食べました… 生チョコです。ここで初めて裏面の原材料を見ると「チョコレート(国内製造)、乳等を主原料とする食品、砂糖、白あん、梅肉、水あめ、寒天…」。がっかり。半生菓子なので売場で箱をひっくり返して原材料を見ることはできませんでした。が、佐藤屋でバターを加えていなくても、主原料がチョコレート⁈カカオじゃなくてチョコレート?2番目に来る原料も「乳等を主原料とする食品」?これは限りなくバターに近いものではないの?能書きにある白あんなんて佐藤屋で足した砂糖よりも少ない材料じゃないの?

ショックが大きく、クレームのようになってしまいましたが、味は美味しいです。「和を隠し味にプラスした生チョコレートです」とでも書いてあればフムフム、と感じたかもしれません。アプリコットのパテ・ド・フリュイ(フルーツゼリー、ジュレ)が中に入っているチョコレートと同じような感じです。大きさが3cm x 3cm程度、チョコ部分だけで厚さが1㎝あるので、生チョコとしては大きめ、食べ応え十分です。ただ、この大きさの生チョコであれば「乃し梅」部分は倍の厚さは欲しいです。一緒に食べると梅の風味はほぼしません。カカオの香りもしません。「美味しいけれど中途半端」「もらったら喜ぶ」「癖がないので誰でも食べやすい」「普通のチョコレートよりも溶けにくいかも」という感想です。